FXトレードの最終目標は収益を上げることです。何もしないで儲かることなどありません。「お金を増やすための勉強」と考えると、すんなり理解いただけるように解説してみました。トレードの精度を上げるために最低限必要なのは、①情報収集・②マーケット分析と大きく2つがあると考えます。

①FXの情報収集

FXのトレードをする際に、変動している要因を調べるのは必須です。現状を知るためにはFX会社のリアルタイムニュースをチェックしましょう。各社リアルタイムニュースには差がありません。通常個人でそのニュースを見ようとすると有料のものが殆どなので、使わない手はありません。TwitterなどのSNSも参考にしましょう。配信速度では、情報会社の配信しているものよりも早く何が起こったかをチェックすることができます。しかし、Twitterのツイードはフェイクなどもありますので、複数の情報ソースで確認するようにしましょう。

②マーケット分析

マーケットの分析には、大きく3つの分析があります。

・ファンダメンタル分析

ファンダメンタルとは、各国の金融政策や金利の動向・雇用・消費や有事など様々なものがあります。一から勉強するのは大変なので、先ずは当日から1週間くらいの経済指標カレンダーをチェックしましょう。経済指標の名前(重要度は星で表しています)発表時間や前回数値・予想が表示されています。一番重要なのは、予想に対して発表結果がどれくらい乖離があるかです。当然、予想より高い数値であれば、その国の通貨は買われやすく上昇します。逆に予想より低い数値となれば、売られやすく下落することになります。
代表的な経済指標(米国雇用統計米国消費者物価指数FOMC米国政策金利・PCEデフレーター

・テクニカル分析

テクニカルとは、チャートのことで、過去からの推移を現したグラフになります。売り手と買い手の思惑による結果がチャートを作ります。チャートは、月足・週足・日足と期間長いものから流れをつかみましょう。そして、トレード方針(買いで行くのか売りで行くか)が決まったら、5分足や1時間足を見ながら、狙ったところでエントリー(新規)しましょう。テクニカルの分析手法は多数ありますので、このブログでも紹介していきます。
代表的なインディケーター(RSIRCIMACD移動平均線ボリンジャーバンド一目均衡表)

・センチメント分析

センチメントとは、トレード参加者の思惑のことをいいます。価格を決めているのは「買い手と売り手」で、全ての価格に買っている人と売っている人が存在します。そして、これから参入する場合、買いたい人がどこで買いを入れるのか、売りたい人がどこで売りを入れたいのか。ポジションを持っている場合、買っている人が次にどのようなところで売り決済したがるのか、売っている人が次にどこで買い決済するのかを分析します。

文章にすると難しく感じますが、それほど難しくはありません。自分が買い手ならどうするか、売りてならどうするかをシミュレーションすればいいのです。例えば、高値で買ってしまったとします。どこまで下落を我慢するのか、あきらめて決済するポイントが決済の売りが手やすくなるポイントになります。

③トレードの振り返り

FXトレードの必勝法はありません。しかし、トレードの精度を上げることは可能です。
先ずやるべきことは、トレードの振り返りです。
・トレードした理由:買い・売りでエントリーした背景や根拠・日付・損益
これらの記録を残しましょう。定期的に記録を確認するようにしてください。

成功体験を増やす事は、トレードの自信になります。
失敗体験は、次のトレードの教訓になります。
少し、地味な作業ですが、これを繰り返すことで、トレードスキルは着実にUPします。

FXの始め方 FXとは? 誰でもわかるFX はこちら

By 遠藤 寿保

98年日本初のFX開始からFX業界に携わる(日本のFX業界で一番古い。業界の歴史や相場など色々経験)。 ひまわり証券→FXZERO→GMO外貨(CyberAgent/Yahoo/GMO)→てらす証券アドバイザーズ助言部。 日経新聞やロイターなどメディアの取材・掲載多数。 【職歴】 ひまわり証券 FXZERO役員 外貨ex bvGMO(サイバーエージェント・ヤフー・GMO) てらす証券アドバイザーズ 【活動】 2007年~2017年  FX月刊誌の連載コラム執筆 2013年5月~2018年3月 ヤフーファイナンスの株価予想寄稿 2014年7月~2022年5月 ストックボイス7「FXフォーカス」毎週水曜出演(東京 MXTV) 2018年5月~Twitterマーケット解説配信 日経新聞・日経クイック・ロイターなど、取材多数

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