FOMC(Federal Open Market Committee)とは連邦公開市場委員会の略で、
米国の金融政策を決定する会合のことです。日本の場合は「日銀金融政策決定会合」、
EUでは「ECB理事会」、英国では「BOE」で金融政策を決定しますが、それに相当します。
FOMCは年に8回開催され、景況判断・政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
なぜFOMCが注目されるのか
世界各国の政策金利は、単独の判断で決定されることもありますが、世界経済など全体バランスで決定されます。特に各国の貿易などに関連する国として対米国や対EUの金利動向は注目されます。
FXにおいてのFOMC
日本のFXにおいて、過半数以上を占める「ドル円」に直接影響を与えるのが、日銀金融政策決定会合とFOMCとの兼ね合いです。特に日本において、日銀は1995年のバブル崩壊後の0金利継続から2016年のマイナス金利と低金利が続いており、米国との金利差が常に注目されています。また、FXの収益方法としてのスワップポイントは日米金利差に影響を受けるので高金利の米ドル買い/低金利の円売りとなる「ドル円」買いでの中長期保有が増加します。
![](https://fxevangelist.com/wp-content/uploads/2022/08/円とドル.jpg)