【7/5相場概況】

ドル円は144.43円で始まると、東京時間、ゴトー日(5・10日)の仲値買いで144.64円まで上昇。欧州時間、米2年債利回りが低下幅を縮小させると、ドル円は144.73円まで上昇。その後、日米欧株価指数が下落し始めると、リスク・オフの流れとなり、ユーロ円中心に円買い先行。NY時間、ドル円は144.07円まで下落となるが、米10年債利回りの上昇を受け144.69円まで買い戻された。

【7/6相場観】

米国の祝日明けだったが、新たな材料はなく144円台での小動き。先週末の6/30に145円到達後、今週1週間は高値144.91円・安値143.98円と、ほぼ144円台の小動きが続いた。FOMC議事要旨のタカ派的内容も想定内。あとは、本日の5月雇用動態調査(JOLTS)・6月ISM非製造業景況指数や明日の6月米雇用統計の結果次第となりそうだが、よほど悪い数値にならない限り、米国の金融引締め方向に影響を与えないのではないか。

小動きが続いているため、テクニカル的な変化はない。フィボナッチで上昇計測すると、145.86円・146.10円・146.66円を狙っているように見える。昨日、円安牽制発言はなかったが、昨年9/22の政府・日銀による円売り介入が145.90円というのもポイントとして抑えておきたい。

情報・目標値段など、随時Twitter(https://twitter.com/eva_endo)で公開。

20230706執筆 FXエバンジェリスト遠藤寿保

By 遠藤 寿保

98年日本初のFX開始からFX業界に携わる(日本のFX業界で一番古い。業界の歴史や相場など色々経験)。 ひまわり証券→FXZERO→GMO外貨(CyberAgent/Yahoo/GMO)→てらす証券アドバイザーズ助言部。 日経新聞やロイターなどメディアの取材・掲載多数。 【職歴】 ひまわり証券 FXZERO役員 外貨ex bvGMO(サイバーエージェント・ヤフー・GMO) てらす証券アドバイザーズ 【活動】 2007年~2017年  FX月刊誌の連載コラム執筆 2013年5月~2018年3月 ヤフーファイナンスの株価予想寄稿 2014年7月~2022年5月 ストックボイス7「FXフォーカス」毎週水曜出演(東京 MXTV) 2018年5月~Twitterマーケット解説配信 日経新聞・日経クイック・ロイターなど、取材多数

One thought on “FOMC議事要旨タカ派。米雇用統計控えドル円144円台で小動き。”
  1. […] 個人的予測だが、ドル円はまだ上値余地があるとみているが、念のためリスクシナリオとして、フィボナッチで下値を計測してみた。昨日の安値143.55円は、138.42円-145.07円の上昇に対する23.6%(143.50円)レベルで、軽い調整レベル。大きな下値のポイントとしては、138.42円-145.07円の上昇に対する61.8%(140.96円)で、5/30に140.93の高値を付け半月ほどのレンジ上限レベル。次がこのレンジの下限138.42円。そして、3/8高値137.91円・5/2高値137.77円あたりの上値抵抗線。現時点で、ここまでの深押しはないとみているが、念のため認識しておきたい。 […]

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