スタグフレーションとは、景気後退とインフレ(インフレーション・物価上昇)が同時おこる現象のことをいいます。この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」を組み合わせた合成語。

今の状況(2022年8月時点)を時系列で見直すと
【2020年】新型コロナウイルスによるパンデミックで世界経済が鈍化
各国中央銀行が金融緩和で経済活性を目指した。
【2021年】新型コロナウイルス感染の落着きから、各国中銀が金融引き締めに移行。
【2021年2月】ロシアがウクライナへ侵攻し、長期化していることから
原油価格や農作物などの原料価格の高騰し、インフレが加速化。

通常、好景気が続くことで物価が上昇しインフレとなり、この景気を抑制するために利上げ(金融引き締め)を行う。理論的には、インフレ率は低下するのだが、実体経済では、利上げして直ぐにインフレ率が低下するものではない。このタイムラグがスタグフレーションである。

By 遠藤 寿保

98年日本初のFX開始からFX業界に携わる(日本のFX業界で一番古い。業界の歴史や相場など色々経験)。 ひまわり証券→FXZERO→GMO外貨(CyberAgent/Yahoo/GMO)→てらす証券アドバイザーズ助言部。 日経新聞やロイターなどメディアの取材・掲載多数。 【職歴】 ひまわり証券 FXZERO役員 外貨ex bvGMO(サイバーエージェント・ヤフー・GMO) てらす証券アドバイザーズ 【活動】 2007年~2017年  FX月刊誌の連載コラム執筆 2013年5月~2018年3月 ヤフーファイナンスの株価予想寄稿 2014年7月~2022年5月 ストックボイス7「FXフォーカス」毎週水曜出演(東京 MXTV) 2018年5月~Twitterマーケット解説配信 日経新聞・日経クイック・ロイターなど、取材多数

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